セラミドの効果/美肌作りにセラミドが欠かせないのはなぜ?

hifumido8.jpg

美肌を保つために、セラミドの効果が注目されています。セラミドの中でも人の肌に元々あるセラミドと同じ構造をもつ「ヒト型セラミド」の保湿力は他の保湿成分の3倍ともいわれていますが、そもそも、セラミドとはどんな成分なのでしょう。

セラミドは、人の皮膚の角質層にある成分で、基底層で生まれた表皮細胞がターンオーバーで押し上げられ、核を失い死んで角質細胞に変わる瞬間に細胞の外に放出される脂質で、角質細胞間脂質と呼ばれる脂質のなかの一つです。

hifumido8-2.jpg

セラミドは、細胞同士をつなぎとめ、水分をサンドイッチ状に挟み込む性質があり、湿度0%でも水分をキープし、肌の水分の80%を維持している成分のようです。肌の保湿力の殆どを担っているともいえるセラミドは、肌のうるおいを保つには欠かせないですね。


■セラミドの種類と効果

人の皮膚の角質層にあるセラミドは11種類あり、そのうち7種類まではその働きが解明されています。

・セラミド1:水分保持機能、外部刺激に対する優れたバリア機能
・セラミド2:高い水分保持機能
・セラミド3:水分保持機能、シワを軽減する機能
・セラミド4:角質の脂質バリア層を作り、保持する機能
・セラミド5:角質の脂質バリア層を作り、保持する機能
・セラミド6:水分保持機能、ターンオーバーの促進、シワを軽減する機能
・セラミド6U:水分保持機能、ターンオーバーの促進、シワを軽減する機能
・セラミド7:細胞の増殖分化をコントロールし、皮膚にある菌のバランスを整える
・セラミド8、セラミド9、セラミド10:不明

この中で、人の肌に一番多く含まれているのは「セラミド2」で、化粧品にもよく使われています。

セラミドの働きからすると、保湿やバリア機能、ターンオーバーの促進、シワの軽減などに効果がある、セラミド1、2、3、6、6Uが含まれた化粧品を選ぶのが良いですね。

「ヒト型セラミド」は、人の肌にあるセラミドを真似て酵母から作ったセラミドで、人の肌にあるセラミドと まったく同じ構造をしており、成分表には、「セラミド2」「セラミド3」など「セラミド+数字」で表示されています。

>>>ヒト型セラミド配合ヒフミド・エッセンスクリーム
>>>ヒト型セラミド配合ヒフミド・エッセンスローション





日焼け止め成分比較/紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の違い

hifumido9-1.jpg

日焼け止めに使われる成分は、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2つに分類されます。それぞれの作用や効果の違いを比べてみました。

紫外線散乱剤も紫外線吸収剤も紫外線から肌を守ってくれる紫外線防止剤ですが、紫外線をブロックする作用に違いがあります。

hifumido9-2.gif

紫外線散乱剤は皮膚の表面で紫外線を散乱、反射させる作用で紫外線を防止します。
紫外線吸収剤は紫外線を吸収して熱エネルギーに変え放出する作用を持つ化学物質で、肌の上で化学反応を起こします。

作用の違いから、肌に刺激が少なく肌負担が軽いのは、「紫外線散乱剤」です。日常的に使う場合は、「紫外線散乱剤」のみ使用した日焼け止めの方が良いですね。


使用目的によっては、「紫外線吸収剤」の方が良い場合もあります。紫外線散乱剤、紫外線吸収剤それぞれにメリットとデメリットがあるので、使用目的に合わせて選ぶと良いと思います。


≪紫外線散乱剤のメリット・デメリット≫

■メリット

・物理的作用で肌表面で紫外線を反射するので肌負担が少ない。
・取れたり崩れたりしない限り紫外線遮断効果が続く。

■デメリット

・形状が粉なので、肌の上で水や脂を吸着し乾燥することがある。
・肌が白っぽく白浮きするものもある。


≪紫外線吸収剤のメリット・デメリット≫

■メリット

・濃度を自由にできるので紫外線防止効果を高くすることが容易。
・透明でサラッとしたテクスチャーなので使用感が良い。
・どんな形状のものにでも配合できる。

■デメリット

・肌の上で化学反応を起こすので肌に負担がかかる。
・紫外線を吸収し尽すと効果がなくなるので塗り直しが必要。


≪日焼け止めを使用目的によって選ぶ≫

■普段使い

日常的に使う日焼け止めは、肌負担が少ない紫外線散乱剤のみで作られたものが良いですね。「ノンケミカル」「吸収剤フリー」などと表示されています。

また、ほとんどのパウダーファンデーションには、紫外線散乱剤が入っているので、顔の肌の日焼け止めには、パウダーファンデーションだけでも紫外線対策になります。


■特別な日に使う

アウトドアなど、強い紫外線を長時間浴びるような場合は、紫外線吸収剤を使用したもので紫外線防止効果が高いものを使うと良いです。2時間おきくらいにこまめに塗り直すことは必須です。

紫外線防止効果の高いものは、太陽紫外線をカットする能力を表した数値、SPF値が15以上であれば、あまり大差がないようです。

UVA防止効果の程度は、PA+、PA++、PA+++の3分類で表示され、+が多いほど効果が高くなります。

ただ、SPF50、PA+++の日焼け止めを塗っていても、塗り直しをしなければ、塗っていないのと同じことになります。


≪日焼け止めに使われる成分≫

■紫外線散乱剤

・酸化チタン
・酸化亜鉛
・酸化セリウム
・タルク

■紫外線吸収剤

・パラメトキシケイ皮酸2オクチル
・オキシベンゾン
・パルソールA
・サリチル酸2オクチル
・メトキシケイヒ酸オクチル
・ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル
・ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
・t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン
・オクチルトリアゾン
・パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル

>>>ノンケミカル日焼け止め「ヒフミド」UVプロテクトミルク







運営者情報

山川と申します、ご訪問ありがとうございます。

加齢とともに、肌の乾燥が気になり始め気が付けば、シミやたるみなどの肌トラブルが目立ち始めて、スキンケアを真剣に考えるようになりました。

分厚い美容専門書やエイジングケアの書籍を読みあさり、肌老化を食い止めるには保湿が大切であり、高保湿力を持つ美容成分を補給することが必須であることを再認識いたしました。

また、誇大広告などに惑わされることなく、自分自身で成分表を確認して本当に必要なものを選ぶべきだとも思いました。

そんな中、セラミドが保湿成分として非常に効果的だと分かり、自分で試してみたセラミド配合のスキンケア化粧品の使用感などを公開しています。

なにかひとつでもスキンケア化粧品選びの参考になれば幸いです。